超音波療法の特性と適応

超音波治療器2

超音波療法の特性と適応

特性

 理学療法分野に用いられている超音波治療器は、治療部位の深さに応じて1MHzと、
3MHzの周波数が利用
されています。超音波は空気中に伝達されないため、超音波治療器と生体との間には、伝搬物質が必要となります。
電磁波を生体に照射しても脂肪が強力な絶縁体となりますが、超音波はほとんど衰退しないで
深部の組織に到達します。またリハビリで用いられる物理療法では唯一、金属が挿入されている部位にも適応で、
深部に照射できる治療法
です。
これは金属で乱反射を起こして熱点を作ることがないことと、金属の熱伝導率が高いので、
超音波エネルギーによる加熱が金属全体の温度上昇にまでは至らないと言う理由によります。

適応

超音波療法の適用は、

  • 骨折部位の骨癒合促進
  • 疼痛緩和
  • 筋スパズムの軽減
  • 炎症の治癒促進
  • 創傷の治癒促進
  • 瘢痕組織の柔軟性改善

などです。適用の第一条件は、深部組織の迅速な加熱が必要な場合です。
その他には損傷組織の組織修復過程での繊維芽細胞の活性を促進したり、
薬剤を浸透させる場合にも活用されます。
最近では、特に超音波療法で注目されているのが、
骨折後の骨に対して超音波を照射し、骨癒合を促進させる治療法です。
サッカー選手のデビット・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手も怪我(骨折)の治療に
超音波療法を行ったことで一躍有名になりました。
超音波の骨折治療法は、微弱な超音波を1日1回20分間、骨折部に当てることで骨折治癒
を促進する治療法です。
この治療法の効果は複数の臨床試験で証明されており、骨折の治癒時間を約4割短縮するという
報告もあります。
高齢化社会を迎える日本で、高齢者の寝たきりになる大きな原因のうちのひとつ、
骨折による臥床期間を縮めることができる治療法として、今後の動向が注目されています。

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